業績低迷により５億円にも及ぶ債務超過に陥っていたときにご相談をいただきました。
状況は、まさに、「絶体絶命」の状態。

正直、いつ倒産してもおかしくないという、そんな厳しい状況でした。

私たちはあらゆる業種の出荷ラインの現状を徹底的にリサーチしました。

その結果、驚くべき発見がありました。

運送の前段階、つまり出荷ラインで著しい人材不足が発生していることが判明しました。

ここで、一つの大胆なアイデアが浮かびました。

それは、運送業を「運送だけを行う」という概念から一歩踏み出し、お客様の困りごとに対してトータルでサポートする、そんな新しい形のサービスを提案することでした。

具体的には、出荷ラインへ人材を派遣するというものです。

これにより、本業の運送業にも新たな受注のチャンスを見出すことができ、事業再構築への道筋が見えてきました。

この提案が、まさにピンチをチャンスに変えるキーポイントとなりました。

人材派遣と運送業のセットでのサービス提供が大手企業様からの信頼を獲得し、次々と新しい取引につながりました。

結果、売上は約30億円に達し、債務超過も見事に解消することができました。

この事例から私たちが学べるのは、どんなに困難な状況でも、視点を変え、市場のニーズを的確に捉えることができれば、逆境を乗り越える道が開けるということです。

そして、時には業界の常識にとらわれず、新たなビジネスモデルを創造する勇気が必要だということ。

ありがとうございました。

こうした観点は、自社だけでは思いつかないことでした。

同業者を支援するということにより、お互いにメリットがあることもあり、同業者とネットワークを作るきっかけになり、経営はとても安定するようになりました。

この事例をご覧いただき、今直面している問題や困難を乗り越えるためのヒントが見つかるかもしれません。

いつもと違う角度から物事を見てみる。

そうすることで、新しい可能性が見えてくるはずです。