売上アップが狙える!小さな店舗で試す「コト売り」の基本戦略
【更新日】 2024年10月14日(月・祝) コト売り思考 戦略とマーケティング
売上アップが狙える!小さな店舗で試す「コト売り」の基本戦略

ここ最近、売上が伸びないと感じておられる経営者の方が多いように感じています。

そんな中で、今こそ注目していただきたいことが「コト売り」です。

コト売りとは、単に商品やサービスを販売しようとするだけではなく、その商品やサービスを通じてお客様にどのような体験や価値を提供できるかに焦点を当てた戦略とお伝えしています。

このコト売りという考え方を導入することで、小規模店舗でも売上を伸ばす可能性が高まります。

今回は、コト売りの基本から、小さな店舗でも実践できる具体的な方法、さらに実際の成功事例を交えて解説していきます。
 

1. コト売りの基本原則

1.1. モノ売りとコト売りの違い

モノ売りとは、商品やサービス自体の特徴や機能やスペックなどを前面に押し出して販売する方法です。

ところが、今回お伝えするコト売りはお客様が商品やサービスを通じて得ることができる体験や感情に重きを置いて販売する方法となります。


例えば、
ただの傘を売るというのではなく、「この傘を使うことでおしゃれな雨の日を楽しめる」といった体験を伝えることがコト売りです。

また、
「このコーヒーメーカーを買う」というのではなく、「このコーヒーメーカーを使うことで、自宅でカフェのような贅沢なひとときを楽しめる」という体験を伝えることがコト売りです。

忙しい日常の中で、ゆっくりと自分だけの時間を過ごしながら、香り豊かな一杯を味わう体験が重視されます。

さらには、
「このノートを買う」ではなく、「このノートを使うことで、思考を整理し、創造力を最大限に引き出せる贅沢な書き心地を楽しめる」という体験を伝えるのがコト売りです。

クリエイティブな作業や大切なアイデアを書き留める際に、紙とペンの心地よいフィードバックを感じながら、思考が深まるという感覚が提供されるところに着眼しています。

この違いを理解していただくことが、成功するための第一歩なります。

 

1.2. コト売りが効果的な理由

最近のお客様は、商品そのものだけでなく、それを使って得られる体験や満足感を求めているとお考えください。

SNSでシェアしたくなるような素敵な瞬間や、自分だけの特別な時間を提供することが、お客様との信頼関係を深め、長期的なリピーターを生むポイントとなります。

特に、小さな店舗では、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスがより求められるようになると、ご理解いただくことが大切です。

 

1.3. お客様が体験を重視する時代

時代は、すでに、物質的な豊かさが進む中で、心の豊かさを求める時代になっています。

商品を購入する理由が、ただのモノの機能や見た目ではなく、その先にある体験であることが増えているというわけです。

こうしたニーズに応えるためには、どのようにコト売りを実践するかが重要となります。


 

2. 小さな店舗(小規模な事業)で試すコト売り戦略

2.1. コト売りを導入するための準備

コト売りを実践するためには、まずお店の強み(自社サービスの強み)をしっかりと把握し、その強みを生かしてどんな体験を提供できるかを考えていくようにすることが肝心なところです。

小さな店舗ならではの温かみや、オーナーのこだわりを活かしたサービスは、とても有効です。


例えば、
商品選びに悩んでいるお客様には、スタッフが直接おすすめのアイテムを提案し、それを使うシーンを想像させることで購買意欲を高めることができるといった視点を持つことが重要となります。

 

2.2. お客様に感動を与える体験づくり

ですので、商品をいかに販売するかだけではなく、お客様がその商品をどのような楽しみや興味関心を引き出せるかを具体的に提案できるようにしてみてください。


例えば、
飲食店であれば、季節ごとのおすすめメニューや、そのメニューに合うドリンクを提案することで、来店時の体験を一層充実させることができます。

また、
フィットネスジムでは、単にトレーニング器具を提供するのではなく、個々の目標に合わせたパーソナルトレーニングプログラムを提供することで、お客様に特別な体験をしてもらい、ジムを楽しみな場所として受け入れてもらうようにできます。

この結果、トレーナーとのコミュニケーションや、達成感を得ることができる環境を整えることで、顧客のモチベーションを高め、継続的な利用を促進します。

さらには、
美容院やエステサロンでは、単なるカットや施術だけでなく、リラクゼーションやカスタマイズされた美容プランを提供することで、お客様にに特別な体験をしてもらうようにできます。

具体的に、施術中にアロマセラピーを取り入れたり、個々の肌質に合わせたスキンケアを提案することで、お客様の満足度を向上させることができます。

こうして、お客様に喜びを与えられたり、感動するような体験を提供することが、結果として売上アップに繋がるようになります。

 

2.3. 体験を通じて長期的な関係を築く

コト売りでは、商品の購入後もお客様との関係を続けることが大切です。

これは、本当に大切にしてもらいたいところです。


たとえば、
ご購入後に使い方のアドバイスや、定期的に感謝のメッセージを送ることで、お客様の満足度を高めることができます。

これにより、リピーターとなってもらうだけでなく、口コミを通じて新たなお客様も獲得できるようになるといった流れが出てきます。


 

3. コト売り成功事例

3.1. 地域密着型店舗の事例

地域に根差した店舗がコト売りを導入することで、地元のお客様に支持されるようになった事例があります。

具体的には、
あるカフェは、単にコーヒーを売るのではなく、毎週地元の農家と協力して旬の食材を使った特別メニューを提供することによって、地元のお客様との絆を深めていきました。

このように、地域の特性を活かすことで、小規模店舗でも大きな成果を出すことができるわけです。

 

3.2. サービスを活用した小規模事業の成功例

ある小さな美容サロンでは、コト売りを導入して売上を大幅に伸ばしました。

このサロンでは、お客様が日常の忙しさから解放される「癒しの時間」を提供することに注力しました。

特別なアロマオイルを使ったリラックス空間を提案することで、単なるヘアカット以上の価値を提供するようにしました。

結果として、リピーターが増え、売上も向上しました。

 

3.3. コト売りを活用した店舗の売上成長ストーリー

ある雑貨店では、商品の魅力だけでなく、その商品が生活にどのように役立つかを提案することで成功を収めました。

例えば、
ハンドメイドの雑貨を販売する際に、その雑貨を使ったインテリアコーディネートのアイデアを紹介することで、お客様に具体的なイメージを提供しました。

このような工夫により、売上は着実に伸びていきました。


 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

小さな店舗や事業規模でも、コト売りを取り入れることで大きな成果を上げることができるわけです。

さらに、お客様に価値ある体験を提供することで、ただ商品を販売するだけでは得られない信頼やリピーターを獲得できるようになります。

ぜひ、今日からコト売りを導入し、お客様に喜びや感動を与える工夫を凝らして、売上をアップさせてください。



 

最後に

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