会社の目標設定、その正しい作り方と落とし穴を大公開!
【更新日】 2024年12月8日(日) コト売り思考 戦略とマーケティング
会社の目標設定、その正しい作り方と落とし穴を大公開!

目標設定は多くの企業が悩む重要な課題です。

単に数字を掲げるだけでは、従業員の本当のモチベーションは引き出せません。

今回は、会社の目標をどう設定すれば、全員が本気で取り組める状態に持っていけるのか、具体的に解説します。

今日の情報の引用元は、にっしー社長こと、西原 亮さんの動画を観ながら、感じたことをまとめさせていただきました。
よろしければ、下記のURLから視聴してください。
https://www.tiktok.com/@cooker8_nisshy/video/7350588730555550978?_r=1&_t=ZS-8s26SHNiQ6r

5分強の動画ですが、直接お聞きいただきたいと思います。

目標の本質とは? 〜数字と状態の目標〜

会社の目標には大きく2つの種類があります

  1. 数字の目標 ➡ (数値目標は、前期の実績や社会環境、社員への配慮を考慮して立てる)
    売上高1億円や前年比110%といった、具体的な数値目標です。
     
  2. 状態の目標 ➡(どんな状態になっていたいかを目標にするというのはわかりやすい!)
    「地域で1番愛されるお店」や「みんながワクワクする会社」といった、定性的な目標設定です。

ただ、ここで問題視されているのが、このように目標を立てたとしても、社内で共有できる状態になるかが重要だという説明を聞いて、意外にこの観点を抜かしているかもと感じました。

そこで、出てくるのが、このキーワードです。

「数字の目標の罠」

多くの会社で見られるのは、社長が会議の場で、前年の状況の報告とともに、いきなり目標が発表されるということ。私の前職でもそうでした。

前期の評価、今期の目標がどうなるのか?と緊張したことを覚えていまして、特に、目標は部署ごとに発表されるわけですが、なぜこの目標になるのか?ですね。

売上を伸ばす必要があるということはわかっても、提示される売上目標の根拠がわからないと、とっても重たく受け止めることになります。

従業員である私からすれば、「なぜその数字を目指すのか」が理解できません。

ここが、「数字の目標の罠」というわけです。

だからこそ、重要なのは、目標に明確な根拠を持たせることです。


もう一つのキーワードは

「状態の目標の曖昧さ」

「地域で1番愛されるお店」と言っても、具体的に何をもって「愛される」と判断するのか。
地域の範囲は?
1番の基準は?
従業員それぞれの解釈が異なれば、目標は意味をなしません。

状態の目標まで考えていたのかと言われると、ほぼ個人で仕事をしている立場の私には、とても新鮮に受け止める内容でした。

数値とともに、状態の目標を意識することは、仕事へのモチベーションとしてとても重要だと感じました。


 

目標設定の正しいアプローチ

数字目標の作り方

  1. 関係者全員の希望を集約する
    • 社長の目標
    • 店長の希望
    • 従業員の要望
    • 取引先の期待

      ※こうしたことは、毎日の業務報告やお客様とのやり取りを記録に残して、
      どのような改善点を意識すべきなのかを日頃からいしきしているかによって出てくる発想となるところが、お客様をより深く理解することにつながるし、社内の動きを活性化するためにも大切なところになります。
  2. 限界利益率の活用 売上から変動費を引いた利益率を基準に、具体的な売上目標を算出します。
この「限界利益率」の算出も、確かに数値目標を考えるために重要な要素になります。

売上目標をこのような視点から立てることは、当然だという経営者と、単に数字を出している経営者では、大きな違いが出てくるということは、自社にあてはめてみて問題ないか、あるのかを考えてみたいところです。

 

状態目標の具体化

曖昧な表現を避け、誰もが理解できる具体的な定義づけが重要です。

例:(動画を引用)

  • 「地域で1番愛されるお店」→「●●市の■■エリアの既存顧客が年5回来店」
  • 「愛される」状態の定義:
    • 年5回の来店
    • アンケートでの率直なフィードバック
    • 季節のお便りでのコミュニケーション
    • 家族紹介など

      ※このようなことは、日々の業務において、意識できて、実際に行動に落とし込み出来ているところは、結果として、来期の取り組みに大きな影響を与えると感じます。
      特に、アンケートでの率直なフィードバックは、「コト売り」には必要不可欠となります。
      また、お客様とのコミュニケーションを行っているかによって、お客様との信頼関係を築くためにも欠かせないこととして、具体的でわかりやすいところです。

       

 

まとめ

会社の目標設定において、最も重要なポイントは以下の3つです:

  • 根拠の明確化:
    数字目標は限界利益率を用いて、なぜその数字を目指すのかを明確にする
     
  • 状態目標の具体化:
    曖昧な表現を排除し、誰もが同じように理解できる定義を設定する
     
  • 全員の巻き込み
    目標設定に関係者全員の希望や意見を反映させ、自分事として捉えられるようにする


目標は単なる数字や理想ではなく、全員が「自分事」として捉えられるものでなければなりません。
ぜひ、この方法を参考に、あなたの会社の目標設定を見直してみてください。




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