地域密着型NPO法人がInstagramで成功するための戦略
【更新日】 2024年11月1日(金) 集客に必要な知識 ウェブマーケティング 戦略とマーケティング
地域密着型NPO法人がInstagramで成功するための戦略
地域密着型のNPO法人にとって、地元の方々や企業からの支援は活動を持続する上で欠かせない要素です。

しかし、これまでの広報手段だけでは、新しい支援者を得るのが難しくなっています。

そこで、InstagramのようなSNSを活用して、より多くの人々に活動を伝え、共感を得ることが求められています。

今回は、Instagramを効果的に運用し、NPOの活動に共感するフォロワーを増やすための戦略についてご紹介します。

 

1. Instagramの活用目的を明確にする

SNSの活用には、明確な目的が必要です。

Instagramを効果的に活用するには、組織の活動に対する理解を深めてもらうことや支援者とのつながりを強化することが目的になります。

具体的な目標(ゴール設定)を定めることで、投稿内容や運用方針が一貫性を持ち、効果的にフォロワーの心をつかむことができます。

 

1.1 支援者との信頼関係を構築する

Instagramを通じて支援者や地域の方々に活動状況を定期的に発信することで、信頼感が高まります。

支援者は、NPO法人がどのように資金を使っているのか、誰のために何をしているのかを知りたいと考えています。


例えば、
イベントの写真や活動報告、支援がどのように地域に貢献しているかを具体的に伝えることで、支援者に「応援して良かった」と感じてもらうことができます。

 

1.2 イベントや活動内容を広める

地域密着型のNPO法人が行うイベントや活動は、地元の人々にとっても関心が高いものです。

Instagramの投稿やストーリーでイベントの告知や活動報告を行い、地元の人々に参加を促すことができます。

また、イベントの準備過程やボランティアの様子を共有することで、共感を呼びやすくなります。

地元の方々が気軽に参加できるような内容をアピールしましょう。

「こんな活動をしていることを知らなかった」という声はよく聞かれると思います。

それだけ、認知度を高めることは、地道な取り組みであり、工夫や努力が求められるところです。

そこで、こうしたSNSを活用することで、少しでコストをかけずに認知度アップを目指してほしいところです。

 

1.3 新しい支持者やボランティアを獲得する

Instagramは、既存の支援者だけでなく、新しい支持者やボランティアを引き寄せるための有力なツールという存在になってきています。

新しい人々にとって「応援したい」と思えるNPO法人であるために、活動内容をわかりやすく伝え、フォロワーが参加しやすい方法を示すことが重要です。


例えば、
ボランティア募集の投稿を定期的に行ったり、活動報告でボランティアが活躍している様子を伝えたりすることで、「自分も貢献したい」と感じてもらいやすくなります。


 

2. 魅力的なコンテンツの作成方法

Instagramでは、視覚的な魅力がフォロワーの関心を引きつける重要な要素です。

NPO法人の活動や価値観をビジュアルで表現することで、Instagramを訪れた人が一瞬で内容に引き込まれるように工夫していくことを継続的に取り組んでほしいところです。

以下に、具体的な方法を紹介します。

 

2.1 地域や活動に根ざしたストーリーの発信

NPO法人が活動している地域や、支援を受けている人々のストーリー(事例やフィードバックにより構成)を伝えることで、フォロワーは感情的に共鳴しやすくなります。


例えば、
実際に支援を受けた方の声や、その地域で改善された課題について具体的に伝えることが効果的です。

また、
ストーリー性を持たせることで、フォロワーが継続して関心を持ってくれるようになります。

ストーリー性とは、「お悩みを抱えていた●代の人が、SNSをきっかけに地元でこんな取り組みをしていることを知り、自分がいきなり参加できるのかとしり込みしていたのですが、活動の様子を見ると、新しい人が入ってきて、楽しい時間を過ごせたという感想を述べている様子を確認できたので、私も思い切って、声をかけてみました。すると、こんなに楽しく会話ができたのは久しぶりで、スタッフからの声かけにとても気持ちが晴れたように感じました。」というようなことを言います。

こうした内容を具体的な内容を発信することで、活動に入ってくる人たちに壁を作らず、親近感を覚えてもらえるようにしてみてください。

 

2.2 ビジュアルの工夫で引き付ける

Instagramは、画像や動画がメインのプラットフォームなので、視覚的に魅力的な投稿を心がけましょう。

活動の様子を表す写真や、インフォグラフィックなども効果的です。

また、色調やフォントの統一感を保つことで、プロフェッショナルな印象を与えることができます。

投稿のテーマごとに視覚的な一貫性を持たせ、見た瞬間に内容が伝わるように工夫しましょう。

 

2.3 継続的な投稿とテーマ設定

Instagramでの成功には、継続的な投稿が欠かせません。


例えば、
毎週特定のテーマで投稿を行うとフォロワーにとっても親しみやすく、期待感が高まります。

「ボランティア体験レポート」や「活動地の紹介」など、テーマに基づいた投稿を続けることで、フォロワーは次の投稿を楽しみに待つようになります。

1週間に1度というペースではなく、3,4日に一度。週に2度ほど投稿することをおすすめします。

 

3. フォロワーを増やすための具体的な施策

フォロワーを増やすためには、戦略的なアプローチが必要です。

効果的なハッシュタグの活用、地域コミュニティとの連携、他の成功事例からの学びを通じて、着実にフォロワー数を増やす方法をご紹介します。

 

3.1 ハッシュタグの活用法と地域タグの効果

フォロワー増加において、適切なハッシュタグの選定は非常に効果的です。

地域に特化したハッシュタグや、NPO法人の活動に関連するタグを使用することで、投稿が見られる確率が上がります。

特に地域名や活動テーマに沿ったハッシュタグを活用することで、同じ関心を持つ人々にリーチしやすくなり、新しいフォロワーを引き寄せやすくなります。

 

3.2 コミュニティとの交流でエンゲージメントを高める

地域のコミュニティや他のNPO法人とも交流を深め、コメントや「いいね!」を積極的に行うことで、エンゲージメントが高まります。


例えば、
他の団体のイベントに参加してその様子をシェアしたり、地元の企業や団体と共同でキャンペーンを実施したりすることが効果的です。

こうした交流により、自然とフォロワー数も増加していきます。

 

3.3 成功事例から学ぶフォロワー獲得のポイント

他の成功しているNPO法人の事例から学び、実際に効果のあった施策を取り入れていくことも重要です。


例えば、
フォロワーを増やすために定期的に開催する「インスタライブ」や、ストーリーの活用方法などを参考にして、自団体に適した方法をアレンジしましょう。

事例を知ることで自信を持って新たな取り組みができ、フォロワー増加のポイントも明確になります。

大切なこととして、フォロワーが多いとか、反応がいいということを聞いて、そのアカウントを真似るという姿勢だけではなく、なぜ、このアカウントはフォロワーが増えるのか?という点でも、どんな投稿の傾向を大切にしているかを理解できるようになることを覚えておいてください。


 

まとめ

Instagramを活用することで、地域密着型のNPO法人が新しい支持者やボランティアを獲得する可能性が広がるようになります。

戦略的なコンテンツ作成と継続的な投稿、地域に根ざしたストーリー性をもたせることで、共感を呼びやすくなります。

お客様にとって信頼できるNPO法人として、Instagram運用を通じた成長を目指していきましょう。


このようなSNS活用が、地域との絆を深め、NPO活動の価値を一層引き上げてくれることでしょう。